【かかりつけ医の役割】
今回は、かかりつけ医の役割と地域医療連携についてお話しします。
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▼【 高齢化社会でのかかりつけ医の役割 ! 】
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2040年度にわが国の年間死亡者数は166万人になると予想されており、終末期医療や在宅医療に関する議論が活発に行われています。そこで地域の高齢者医療における開業医の役割が注目されています。
2030年には、75歳以上の後期高齢者が、現在の2倍近い2,260万人に増えるとみられており、このために厚生労働省は、開業医に期待される取り組みとして以下のような提言を発表しました。
● 地域で在宅当番医制のネットワーク構築
● 日曜日など救急センターに交代勤務
● いつでも携帯電話で連絡が取れる体制づくり
● 午前中は外来、午後は往診・訪問診療
● 看取りまで行う在宅療養支援診療所を含めグループによる24時間体制の確保
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▼【 かかりつけ医へ期待すること ! 】
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日医総研が2006年に行ったアンケートの結果として「かかりつけ医がいる国民」の医療に対する満足度は、92.5%であるのに対して「かかりつけ医がいない国民」の満足度は70.7%でした。
この結果から、かかりつけ医の存在は、国民の不安や不満を軽減できるということが言えます。
また「患者がかかりつけ医に望む医療体制は」というアンケートに対する結果は、以下のとおりです。
1位「必要時に専門医や専門施設への迅速な紹介をしてくれる」(89.1%)
2位「どんな病気でもまず診療してくれる」(83.2%)
3位「生活習慣病などの予防のための助言」(78.0%)
4位「健康相談」(76.0%)
5位「照会先への患者情報の適時提供」(75.7%)
6位「定期健診や健診」(74.4%)
かかりつけ医には、地域医療において他の医療機関との緊密な連携が求められると同時に、病気の治療だけでなく生活習慣病などの予防や健康相談も含めた連続した医療を提供できることが求められています。
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▼【 役割分担と連携 ! 】
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これからの医療のキーワードは、改正医療法にも書かれているように「機能分化と連携」です。医療の内容が複雑で多様化し、また患者の要望も多様化しているために一つの医療機関ですべての病気に対して医療サービスを提供することが難しくなってきています。
そこで各病院や診療所がお互いに連携しあって、それぞれが得意な分野を提供しようという流れが出てきています。
例えば、診療所がかかりつけ医として患者を診て、精密検査や専門医の意見が必要な場合は大学病院や専門医を紹介し、適切な診断・治療を行ってもらい、その後、患者の病状が落ちついた時点で再び、かかりつけ医として患者を診療するといったような流れです。
各都道府県は、厚生労働省の通達により「がん」「脳卒中」「心筋梗塞」「糖尿病」などの疾患ごとに地域内で医療連携を構築する必要があります。また、医療連携の中核病院は連携パスと呼ばれる共同治療計画書の作成や運用に取り組まなければならないため、昨年から取り組み始めています。
これからのかかりつけ医は、患者の医療満足度を上げるためにも他の医療機関と連携するとともに病気の予防から治療、さらには終末期医療が必要な患者に対しての往診などざまざまな機能を備える必要があります。











